初めてのヨーロッパ旅行は、オランダ航空のジェット機に搭乗した時から始まりました。機内で大柄の美人オランダ人CAを見た途端、すでに気分はヨーロッパになりました。関空からアムステルダムで乗り継ぎ約18時間でミラノに到着。機内では、飲んで食べて寝るだけ。とても贅沢な時間を過ごしました。
写真は、ミラノで宿泊したホテル。ホテルでは、嬉しくて嬉しくて朝早くに目が覚めてしまいました。このことをツアーの人に言うと「時差の関係で、どうしてもそうなるみたいですヨ」と言われました。嬉しさのせいだと思っていのに、何だかガッカリしました。
● バッグ
ベネチアでは、2月に仮面カーニバルが行われます。そのカーニバルで使われる仮面がお土産で売られていました。今になって思えば、この仮面を買って帰らなかったことが悔やまれます。3日目の夜は、フィレンツェに移動して宿泊。写真右は、ホテル「ラファエロ」。
私の若い頃は、ベニスと言われていました。今はベネチアと呼ぶようです。映画やテレビで見た景色は、本当だったんだと実感しました。そして「美しい」とは、この街のためにある言葉だと思いました。
お土産に買ったベネチアグラス3点。左は、旅行の初日に立ち寄ったミラノの免税店で、何か記念になるものを探していて発見。翌日には、本場ベネチアへ行くのでどうしようか迷ったのですが、思い切って買いました。結局、同じようなグラスはどこにも無かったので、ミラノで買って正解でした。ムラノ島製、312ユーロ。約5万円。他の2点はベネチアのグラス工房の見学時に買ったものです。工房では、制作過程を実演してくれるのですが、花瓶に取っ手を付ける時、「取っ手を付けるのがとっても上手」とイタリア職人が駄洒落を言って大受けしていました。中央は飾り壺。右は、ビールを飲む時の普段使い用に買いました。2点で135ユーロ。約2万2,000円。
いよいよ観光も最後になりました。上の大きな写真は、映画「ローマの休日」で有名なスペイン広場です。映画の中で、オードリー・ヘプバーンが入った美容室も最近までこの近くにあったそうです。私たちは、旅行会社からジェラート(ソフトクリーム)の無料券をもらっていたので、近くの店で抜け目なく使いました。右上の写真は、あまりにも有名なトレビの泉。そしてその下は、コロッセオをパトロールするイタリアのパトカーです。午後からは、自由行動なので、ローマでの買い物を楽しみました。
午後からは、イタリア版の新幹線ユーロスターで一路ナポリに向かいます。車内の4人掛けの座席には、マージャンができるほどの大きなテーブルがあるのに驚きました。真ん中の写真は、夕食のピザ。やっぱり、本場のピザは違います。シンプルですが、ふっくらしてとても美味しかったです。写真右は、4日目の宿泊ホテル「サン パオロ」。これで、旅も半分が終わってしまいました。
写真左は、ミケランジェロ広場から見たフィレンツェ市内です。実は、添乗員さんが機転を利かして前日の夕刻に案内してくれました。右の写真は、あの有名なダビデ像ですが、これはレプリカで本物は大切に保管されているそうです。
初めてのヨーロッパ旅行です。この私が、イタリアを旅するなんてほんの数ヶ月前までは、想像すらしていませんでした。あるきっかけを機に、「そうや、私がイタリアへ行っても何の問題もないんや」という気持ちになり、その後は「絶対にイタリアへ行ったる」に変わりました。帰ってからは「また、ヨーロッパに行こう」と決心していました。また、買い物でも、相当気合いが入ってしまいました。
日数 | 時間・日程 | 観光先 | 宿泊地・ホテル |
1日目 | 11:10 関空発 16:20 アムステルダム着 20:35 アムステルダム発 22:15 ミラノ着 |
航空会社は、KLMオランダ航空。 オランダ・アムステルダムでで乗り継ぎをしてイタリアに入ります。 |
ミラノ ATAHOTEL QUARK |
2日目 | ミラノ ベローナ |
・ ミラノ市内観光 ドゥオモ、スフォルツェスコ城、スカラ座他 ・ ベローナ 「ロミオとジュリエット」 |
メストレ HOLIDAY INN VENICE MARGHERA |
3日目 | ベネチア |
サンマルコ寺院、ドゥカーレ宮、ベネチアグラスの工房、ゴンドラ遊覧 | フィレンツェ RAFFAELLO |
4日目 | フィレンツェ | ウフィッツィ美術館、シニューリア広場、ミケランジェロ広場他 フィレンツェ市内観光後は、ユーロスター(新幹線)でナポリへ |
ナポリ SAN PAOLO |
5日目 | カプリ ポンペイ ナポリ |
・ 青の洞窟、島めぐり(高速船) ・ ポンペイ遺跡の見学 ・ ナポリ市内観光(車窓のみ) |
ローマ MADISON |
6日目 | ローマ | サンピエトロ寺院、コロッセオ、トレビの泉、スペイン広場及びギフトショップ 午後は、自由行動 (買い物を楽しみました) |
ローマ MADISON |
7日目 | 10:20 ローマ発 13:00 アムステルダム着 15:25 アムステルダム発 |
アムステルダム経由で帰国 | |
8日目 | 9:40 関空着 |
観光のスタートはミラノから。写真は左から、朝一番に訪れたスフォルツェスコ城、街なかに建立されていたレオナルド・ダビンチ像、そしてミラノのお巡りさん。天気にも恵まれ、9月のミラノは気温も快適でした。
ポンペイ遺跡は、突然の火山で一瞬にして火山灰に埋もれてしまった街を発掘したものです。観光地にはなっていますが、多くの人が亡くなっているのも事実です。
午後1時、カプリ島に別れを告げて、午後の観光地ポンペイ遺跡へ出発です。
フィレンツェの免税店で購入したもの。フィレンツェは、革製品でも有名です。左から手袋、小銭入れ、そしてベネチアガラスでできたネックレス。ガラス製なので、乱暴に扱うと割れてしまします。小銭入れは、友達のお土産用に大量に買い込みました。
こちらは、どういう訳かフランスのブランド「エルメス」のバッグ。1100ユーロ。日本円で約18万円。日本では22万円ほどするそうです。
サンピエトロ寺院です。キリスト教の総本山というだけあって、入口に立つと圧倒される迫力があります。円柱形のまさにそびえ立つような巨大な柱。最上部からは、キリストの十二使徒が見下ろしています。内部の写真撮影もOKです。寺院内には、ルネッサンスの巨匠ミケランジェロの若き日の作品「ピエタ」を間近で見られます(写真右上)。その下の写真は、寺院を警備する衛兵で、制服がとても奇抜です。
夜は、ベネチアに近いメストレで宿泊。写真は、この日のホテルホリディ イン ベネチアマルゲーラ。
午後は、ロミオとジュリエットで有名なベローナへ。写真は、胸に触れながら願い事をすると叶えられるといわれる銅像。
巨大なテーマパークに迷い込んだ感じです。見る物すべてに現実感がありません。ただ、唖然としたり、ビックリしたりするだけでした。右の写真は、教会のドア(上)とドアに施された黄金色に輝く装飾です。こんなに緻密で、精巧な物を風雨にさらしていいのか、心配になります。
イタリア人は、とっても短気です。買い物でアレコレ迷っていると、店の人は見る見る機嫌が悪くなります。写真上の壺を買うとき、2点並べてもらいどちらにするか迷っていたら、店員の怒りは頂点に達したようでした。何を言っているかは分かりませんが、態度だけでその怒りは十分感じ取れました。 ツアー6日目のローマ観光の時、添乗員さんが教えてくれました。「イタリア人は、気が短いので注意してください。ジェラート(ソフトクリーム)を買うときは、種類を決めてから店に入ってください。店の人の前で『バニラにしようかな?チョコにしようかな?』と迷っていると本当に嫌がられますから。」もっと、早く教えて欲しかったです。やっぱり、気持ちよく買い物したいですね。 以 上 |
買い物をするときの注意 |
B 洞窟の中です。本当に海面が「青」です。感動します。船頭さんは、歌を歌いながら洞窟内を一周してくれます。そして「スペシャルチップ」と連呼します。チップをはずむめば、もう一周するということでしょう。思わず「OK」と言ってしまいました。
C 船頭さんの歌で盛り上がった後は、洞窟を出て、添乗員さんから聞いていた額の倍のチップを払いました。十分楽しめたひとときでした。
ミラノ観光と言えば、このドゥオモ。この建物を初日に見せられると、人生観までも変わってしまう程の衝撃でした。建物の中に入れるのは勿論、屋根に登ることもできました。真ん中の写真は、青空にそびえるドゥオモの塔のひとつ。一体誰が、何の目的があってこんな物を創ったのか、何んで塔の先に人が立っているのかと不思議に思いました。写真右は、ドゥオモ内のステンドガラス。
@ いよいよカプリ島です。天気も良く波も無いので青の洞窟に入れそうです。
A 青の洞窟には、高速艇から小舟に乗り換えます。写真は、くさりを伝いながら洞窟に入っていくところです。頭をかがめないと入れません。
● ベネチアグラス
● その他
ローマのブランドショップ街は、トレビの泉やスペイン広場から歩いてすぐです。有名な店が、ところ狭しと軒を連ねています。これはエルメスのスカーフ。305ユーロ。日本円で約5万円でした。
ローマの三越で買ったフェラガモのパンプス。日本人ツアー客がバスで乗り付け、わずか1時間足らずで買い物を済ませて店を出て行く。すると、また次のツアー客・・・。儲かって仕方ないと思うのですが、ヨーロッパの各国から三越は撤退しているようですね。安心して買えるのでいいのですが、反対に刺激がないように思いました。
左の写真は、ローマで連泊したマディソンホテルです。
最初のヨーロッパ旅行が、イタリアで良かったのか悪かったのかよく分かりません。今回の旅行のおかげで、すっかりヨーロッパのファンになってしまい、いつ終わるとも知れないヨーロッパへの旅が続くことになってしまったのです。
買い物編 参考:1ユーロ=163〜4円(平成19年9月)
写真は、サンマルコ寺院。荘厳な建物です。入口上部の絵画は、すべてモザイク画で、小さなタイルを貼り合わせて描かれているそうですが、とてもそのようには見えませんでした(右は拡大写真)。中に入ると大理石の床が歪んでいます。重い建物のため、地盤沈下が進んでいるそうです。
寺院の前はサンマルコ広場になっていて、ここにバイオリンを生演奏するオープンカフェがありました。優雅な雰囲気があり、ここで少し休憩することにしたのですが支払いの時、コーヒー一杯がディナー一食分の値段だったのでビックリしました。
● その他