写真奥左側からアルガンオイル(価格不明)、灰皿(50ディルハム)、ローズ石鹸(6個 14ユーロ)、オーデコロン(45ディルハム)。写真手前は、買い物でプレザントされたバブーシュのキーホルダーと高速道路のサービスエリアで買ったマグネット。

こちらは、ラクダの革財布。フェズのホテルの玄関先で物売りが売っていたもの。「千円、千円」と連呼していたので、話を聞いているうちに2個が3個になり、3個が4個になり、結局6個で千円になりました。安いだけに日本では粗悪品です。

モロッコ満喫ハイライト 10日

● 1日目(エミレーツ航空にてドバイ経由でカサブランカへ)

昼食のタジン鍋と食後のフルーツ。チャイ(お茶)は、高いところからコップに注ぐのがこの国の常識。

こんな綺麗な店を見ると、もの凄くほっとします。

今回の旅行では、添乗員の他に英語の話せる現地のスルーガイドが同行し、さらに運転手にアシスタントが付いていたので、12人のツアー客に対して4人も私達を世話してくれるスタッフが同行してくれました。特に、スルーガイドは、おもてなしの心が分かる人で、レストランでは無動作に置いていたストーブの配置を変えて全員が暖まるようにしてくれたり、スープの入ったボールをテーブルに置こうとしたウエイターに「ちゃんとお客さんに注いで回るんだ」と指示をしていました。道路を横断するときは、まさに体を張って車を止めてくれました。そんなスルーガイドが、お別れの挨拶で「まず、今回の観光にこの国を選んで頂いたことに感謝します」と言っていたことが、とても印象深く心に残っています。

● 3日目 フェズ・メクネス・ヴォルビリス遺跡の観光

モロッコの交通事情

再びアトラス山脈を越えて、今度はマラケシュへ向かいます。写真右は、夕暮れ時に到着したマラケシュのフナ広場。

アイット・ベン・ハドゥは、その自然の景観を生かして様々な映画のロケ地として使われています。世界遺産にも登録されました。

● 6日目 アイット・ベン・ハドゥ観光 マラケシュ観光

写真は、ワルザザードのホテル「フィント」。左からホテル正面、中庭の噴水、部屋のバルコニーからの眺め。

ホテルで少し遅い朝食を食べてから、カスバ街道を抜けてワルザザードへ向かいます。写真は、途中のトドラ渓谷です。200mもの絶壁が切り立っています。そして、絶壁の真下にホテルやレストランが並んでいます(写真中央)。写真右は、このレストランで出た昼食のタジン鍋です。味覚が慣れてきたのか、薄味が気にならなくなりました。

日の出時間に合わせて、真っ暗なうちにホテルを出発します。専用の4WD車がホテルまで迎えに来てくれました。40分ほど道なき道をヘッドライトの明かりだけで走ります。メルズーガに到着すれば、その先は20分程らくだに乗って移動します。ビューポイントに到着すると、じっと日の出を待ちます。そして、太陽が昇れば、らくだに乗ったボクたちの姿が砂漠に浮かび上がるのです。
サハラ砂漠を堪能したあとは、仲間の4WDと抜きつ抜かれつしながらホテルに戻りました。

夕方、ようやくエルフードの街に到着しました。燃えるようなオレンジ色の夕焼けがボクらを迎えていました。こんな夕焼けは今まで見たことがありません。写真右は、ケンジ ベレーレホテル。各部屋は独立した棟になっていて、部屋も広々したコテージ。明日は、いよいよサハラ砂漠です。

戻  る

このページのトップへ

フェズから砂漠の入口であるエルフードまではアトラス山脈を越える大移動です。丸一日かかります。写真は、車窓に写るアトラス山脈と途中で通過した小さな街々。

フェズの革製品専門店で買ったもの。店の横では革をなめしたり染色したりしていたので新鮮な革製品が買える店(添乗員さん)だそうです。4点で1000ディルハムだったのを700ディルハムで購入。どういう訳か、飾り気のない男性用の方が高価でした。

写真左のティーポットは、マラケシュのスーパで買ったもので、100ディラハムぐらい。中央は、小さな街の土産物屋で買ったアンティーク(風?)のポット。手に持って試しに「千円」と店主にいうと「4千円」と応える。結局2千円(日本円)で購入。写真右端は、胡椒用のミル。定価販売の店で85ディルハム。

フェズで2連泊したメンゼ ザハラ ホテル。バルコニーも付いていて、快適なホテルでした。

ローマ時代の遺跡、ヴォルビリス遺跡です。遺跡内で糸杉を見つけました(写真左端)。日本では、ほとんど見かけませんが、ヨーロッパに来ると時々見かけます。ゴッホが自殺する前に、多くの糸杉をキャンバスに描いています。何だか神秘的で孤独を感じる不思議な樹木です。写真右は、床に描かれたモザイク画。雨ざらしのままです。

革を染色するところ。気分が悪くなるほど革の臭いが強烈。

フェズのメディナ(旧市街地)内。ラクダの生首がぶら下げて売られています。

「モロッコでテロの心配をするなら交通事故の心配をしろ」と聞いた(読んだ?)ことがあります。モロッコを訪れてこの言葉の意味が良く分かりました。モロッコには、交通ルールというものがありません。旅行中にボク達を乗せたバスは大型の観光バスですが、センターラインを越えて平気で前の車を追い越します。それも2〜3台まとめて追い越します。対向車がパッシングしてもお構いなしです。逆に、早い車は私達のバスをどんどん追い越して行きます。クラクションは、鳴らさないと損すると思っているように鳴らします。どうにもならない普通の渋滞でも、とにかくクラクションを鳴らします。トラックが横転して道を塞ぎ、積み荷の牛が逃げ出して付近を徘徊している場面に出くわしました。クラクションは、こんな状況でも容赦なく鳴り続けるのです。まったく意味が分かりません。歩行者用の信号や横断歩道は、めったに見ません。一体、どうして向こうへ渡るの?という感じです。道路脇で待っていても車は絶対止まらないから、一瞬のスキをついて渡り始めるしかないのです。歩行者優先の意識や車は避けてくれるという意識は本当に命取りになります。
「バスの窓から前に3人、後ろに5人乗せて走っているタクシーを見てびっくりしたわ」と同じツアーの人に話したら「私は、ドアがまだ閉まっていないのに走り出したタクシーを見ました」と教えてくれました。

カサブランカに到着後は、すぐにモロッコの首都・ラバトへ移動です。今回は、日本の出発が夜だったので、ホテルへは半日観光の後になります。これがちょっと辛い。早く風呂に入りたいし、ゆっくり洗面もしたいし・・・。「贅沢を言うな!!」って言われそうですね。すいません。写真は、左がメディナの街並み、右は、上から壁に描かれた不思議な文様とモハメッド5世廟、そして、モロッコで始めての料理。スープは、味付けが薄く、まるで白湯のようでした。

● 2日目 ラバト観光

最後の観光地で昼食を取っていると突然雨が降り出し、突風が吹き大西洋も大荒れです。そんな大西洋に突き出すように建てられたハッサン2世モスク。モロッコ最大で世界でも5番目に大きいモスク。20世紀最高の芸術作品と言われているらしい。

エミレーツ航空でモロッコへ向かいます。直行便はないので、今回はドバイ経由です。関空からドバイまで約11時間。ドバイからモロッコのカサブランカまでが約9時間。それに乗り継ぎに2時間を要します。ポルトガルやスペインとそんなに距離は変わらないと思いますが、今回はこれだけの時間をかけて向かうことになります。
エミレーツ航空といえば、機内サービスの良さに定評がありまが、各座席には電源(コンセント)とUSB端子が使えるようになっています(写真上)。また乗客には、アイマスク、歯ブラシそして靴下がセットになったポシェットのプレゼント(写真右)があります。料理は、特別に美味しいとは思いませんが、ビールやワインは数種類から選べました。

マラケシュで2連泊した五つ星ホテル「パーム プラザ」。モロッコのホテルは、喫煙OKです。豪華なロビーで堂々とタバコが吸えます。

モロッコでは定番のフラッグ ビール。レストランでは、30〜35ディルハム(450円ほど)。もう一方のカサブランカビールはプレミアムビールで値段も10ディルハムほど高い。

● 8日目 カサブランカ観光

このページのトップへ

ジャパニーズ・キャンディー

戻  る

今回の旅のきっかけは、厳冬の日本を離れて暖かい国へ行くことでした。そして、4WDでサハラ砂漠へ向かい、砂漠ではラクダに乗って日の出を見に行く企画も魅力的でした。イスラム文化に触れるのも楽しみです。期待に胸を膨らませてのアフリカ大陸上陸となりました。
ショッピングにも大いに期待が持てます。

戻  る

このページのトップへ


今回の旅ほどキャンディー(普段は、飴ちゃんと言ってます)の実力を感じたことはありません。普段から私達(大阪人)は、飴ちゃんを持ち歩くのが習慣になっていますが、特に海外旅行では欠かしたことはありません。アルガンオイルの土産店で、民族衣装で着飾った若い女性店員がいたので一緒に写真を撮ってもらいました。そのお礼にキャンディーをあげると、どこから聞き付けたのか、店中の女性が私のところに集まってきて「ギブ・ミー」「ギブ・ミー」状態になりました。レジの女性まで仕事をほっぽり出してやって来て、私は7〜8名の若い女性店員に取り囲まれる羽目になってしまいました。しかも100均で買った飴ちゃん一袋でこんな幸せな気分になれるなんて、この国では飴ちゃんの実力には凄いものがあります。
もうひとつ、飴ちゃんの話です。アイット・ベン・ハドゥを観光中、小さな女の子が片手を開いて蚊の鳴くような小さな声で「キャンディー」と言ってきました。もし「マネー」と言っていたら引いていたかもしれませんが、「キャンディー」です。しかも可愛い小さな女の子。一掴みのキャンディーをあげようと思いましたが、こんな時にかぎって飴ちゃんはバスの中です。「ソーリー、ナッシング」。今でも思い出すたびに悔やまれ心が痛みます。

このページのトップへ

 日数  時間・日程  観光先  宿泊地・ホテル
1日目  23:40 関空発
エミレーツ航空にてドバイ経由でモロッコ・カサブランカへ向かいます 機中泊
2日目  05:45 ドバイ着
07:50 ドバイ発
12:50 カサブランカ着
首都ラバト観光
●モハメッド5世廟
●ハッサンの塔
●ウダイヤのカスバ
フェズ
MENZEH ZALAGH泊
3日目 フェズ観光

メクネス観光

ヴォルビリス遺跡
●ブイナニア神学校、ブー・ジュールード門、ムーレイ・イドリス廟、染色職人のスーク、革なめし職人地区「タンネリ」、旧市街・メディナ
●ムーレイ・イスマイル廟、マンスール門
●ヴォルビリス遺跡
フェズ
MENZEH ZALAGH泊
4日目  フェズからエルフードへ アトラス山脈を越えてエルフードへ移動 エルフード泊
BELERE ERFOUD泊
5日目  メルズーガ(サハラ砂漠)
カスバ街道ドライブ
●サハラ砂漠の日の出鑑賞
●トドラ渓谷
ワルザザード
LE FINT OUARZAZATE泊
6日目  アイット・ベン・ハドゥ観光
マラケシュ観光
●アイット・ベン・ハドゥ観光
●ジャマ・エル・フナ広場散策
マラケシュ
PALM PLAZA HOTEL泊
7日目 マラケシュ観光 バヒア宮殿、クトゥビア・モスク、サアード朝の墳墓、メラナ庭園、旧市街(メディナ)
●午後から自由行動(ショッピング)
マラケシュ
PALM PLAZA HOTEL泊
8日目  カサブランカ観光 ハッサン2世モスク、モハメッド5世広場、国連広場 カサブランカ
GOLDEN TULIP FARAH CASABLANCA泊
9日目   14:15 カサブランカ発 エミレーツ航空にてドバイ経由で関空へ帰ります  機中泊 
10日目  01:30 ドバイ着
03:00 ドバイ発
16:50 関空着着
     

● 7日目 マラケシュ観光

このページのトップへ

このページのトップへ

このページのトップへ

戻  る

ここでは、ロバが荷物を運びます。

● 9〜10日目 帰 国

このページのトップへ

● 4日目 アトラス山脈越えドライブ

モロッコ独特の革のスリッパ「バブーシュ」をデザインした18Kのペンダントトップ。値引き不可の定価販売の店で1596ディルハム。
高いのか安いのか分からないままデザインが気に入ってマラケシュで同伴者が購入。

こちらは、モロッコ土産に必ず買って帰ろうと思っていたティーポット。銀製品です。値札は2000ディルハム以上していましたが、店員はディスカウントプライスと言って1800ディルハムを提示してきました。私は、「ノー」と言って離れようとすると「ジャパニーズプライス」とこちらの希望価格?を聞いてきました。私は1200ディルハムを提示。このやりとりが続いて結局1400ディルハムで買いました。こちらも安かったのか、高かったのか分かりません。

写真左は、入れ物の缶が気に入って購入。中には、いい臭いのする固形物が入っていたので店員に「ソープ?」と聞くと「ノー」と言ってその説明をしてくれるが一向に分からない。店員さんは、同じような固形物を持ってきて私の手の甲に擦りつけてくれました。どうやら、香水のように手の甲や首筋にすり込んで使うらしい。「トイレット」って言っていたのでトイレの芳香剤にも使えるようです。定価販売の店で72ディラハム。
写真中央は、ティーパックになったミントティー。モロッコで飲んだミントティーがとても美味しかったので大量に購入。スーパーで1個18ディラハム。写真右端は、サハラ砂漠の砂です。自分で採取したのでタダです。

写真は、左からマラケシュの旧市街地への入口アグノウ門、サアード朝の墳墓群にあるアル・マンスール王の墓、そしてバビア宮殿の中庭。

このページのトップへ

このページのトップへ

● 5日目 サハラ砂漠の日の出、カスバ街道ドライブ

メラナ庭園から見たマラケシュのシンボル、クトゥビア・モスク(写真左)と近景。

公園で見かけた看板。内容は不明。

メディナの出入り口にあるブー・ジュルード門

新市街地にある王宮。綺麗な装飾に感激。

為替レート:1ディルハム(DH)=13.4円

ショッピング

写真は、左からモハメッド5世広場、中央市場、そしてカサブランカで宿泊した五つ星ホテル「ゴールデン チューリップ ファラー カサブランカ」。ホテルの前は街中の幹線道路ですが、どこにも信号や横断歩道はありません。車の切れ目を狙って「えぃ!」と気合いを入れて渡るしかありません。