世界遺産のジェロニモス修道院です。感覚が麻痺して、どの修道院や大聖堂もみんな同じに見えてきました。いくつ見学したのかも分かりません。が、ここは立派な修道院でした。
写真左上は、ジェレニモス修道院近くにある現地ガイドさん(日本人)お勧めのエッグタルトの店です。「パステイス・デ・ベレン」という名前の店で、ちょうど私が持ってきたガイドブックにも載っていました。偶然かなと思っていましたが、後で聞くと私が持っていたガイドブックは、このガイドさんが作ったものだったんです。私達が入ってすぐ行列ができていました。リスボンには、有料のエレベーターがあります。地下鉄に乗るような感じです。写真右上はその有料のエレベーター「サンタ・ジェスタ」に乗り、さらに有料の階段を上がった展望台からの眺めです。写真下段はカラフルなリスボンのトラム。
日数 | 時間・日程 | 観光先 | 宿泊地・ホテル |
1日目 | 12:35 関空出発 17:10 パリ到着 20:20 パリ出発 21:50 リスボン到着 |
KLMオランダ航空で、関空からパリ経由でポルトガル・リスボンに入ります。ポルトガルへの直行便はありません。 | リスボン HOLIDAY INN EXPRESS LISBON AIRPORT 泊 |
2日目 | トマール ポルト |
●トマール市内の観光 【世界遺産】キリスト教修道院 ●【世界遺産】ポルト歴史地区 サンフランシスコ教会 カテドラル ワイン工房 |
ポルト HF TUERA PORTO 泊 |
3日目 | サンチアゴ デ コンポステーラ (スペイン) |
【世界遺産】 サンチアゴ デ コンポステーラ観光 |
サンチアゴ デ コンポステーラ(スペイン) CONGRESO 泊 |
4日目 | ファティマ バターリャ |
●ファティマ観光 「ファティマの奇跡」のバジリカ(大聖堂) ●バターリャ観光 【世界遺産】修道院 |
ナザレ MARE 泊 |
5日目 | ナザレ アルコバサ カルダス ダ ライーニャ オビドス ロカ岬 |
●ナザレ散策 ●アルコバサ 【世界遺産】サンタマリア修道院 ●カルダス ダ ライーニャ朝市の見学 ●オビドス観光 ロカ岬 カスカイス |
リスボン LUTECIA 泊 |
6日目 | リスボン | ●リスボン市内観光 【世界遺産】ジェレニモス修道院 ベレンの塔 発見のモニュメント ●自由行動 美術館とショッピング |
リスボン LUTECIA 泊 |
7日目 | 6:00 リスボン出発 9:30 パリ到着 13:40 パリ出発 |
機内泊 | |
8日目 | 9:20 関空到着 |
ポルトガルは、冬でも気候が比較的温暖だと聞いて旅することに決めました。でもポルトガルは、これといって目玉になるような観光地があるわけではありません。ただただ、教会や修道院を見て回る信心深い旅です。このヨーロッパ大陸最果ての地、ポルトガルで見たもの、感じたものそして買ったものを紹介します。
ポートワインの工房「サンデマン」の売店で発見。帽子の収集家としては、迷わず買ってしましました。
リスボンでの午後は、自由時間です。同伴者と喧嘩しながら協議した結果、観光、買い物、美術館を1時間半ずつ回ることにしました。貴重な自由時間、無駄にはできません。写真は、リスボンにある「グルベンキアン美術館」です。写真撮影は、フラッシュなしならOKです。収集家のグルベンキアンは、ラリックと親友だったのでラリックの貴重な作品も数多く展示されていました。
● その他
写真左は、ポートワインです。日本で飲むポートワインは私には、やたらと甘いイメージがありましたが、本場のポートワインは違います。ブランデーの味がしっかり下支えしている感じです。写真中央は、ポケットに入るウイスキーボトルです。ポルトガルの名産品のコルクを巻き付けています。他にキーホルダー、財布、帽子等々、何でもコルクで作られていました。写真右は、サンチアゴ・デ・コンポステーラで見つけた真鍮製の灰皿です。この貝殻のデザインは巡礼者を大聖堂へ導く道標を模したものです。
キリスト教信者ではないのですが、聖マリア像を2体買ってしまいました。マリアさまのお顔がとても可愛らしく(左)、そしてとても綺麗(右)だったのでついつい買ってしまったのです。どちらもファティマで見つけました。左の聖マリア像は、「ファティマの奇跡」に因んで三人の羊飼いの子供をアレンジしています。
実は、右のマリア像について不思議なことがありました。丈夫な箱に緩衝材を入れて梱包してもらっていたので、スーツケースに入れて持ち帰りました。家に帰ってそのスーツケースを空けてびっくり。何と箱に大きな穴が開いて箱も崩れ、緩衝材も飛び出していました。「しもた。絶対割れてるわ」と思いました。祈るように恐る恐る箱を空けてみると、マリア様にほとんどダメージはありませんでした。どうして箱に穴が開いていたのか、そんな状況でどうして中身が無事だったのか。我が家でも「ファティマの奇跡」が起こったのでしょうか???
8日間の旅を終え、間もなく関空です。「まだ帰りたくない〜」と思ってしまうのは、私だけでしょうか???
リスボンで2連泊した「ルテシア」ホテル。スーパーも近くにあり、とても快適なホテルでした。
ポルトガルの象徴ともいえるベレンの塔と発見のモニュメントです。「こんなもんか」というのが感想で、わざわざ見に来るほどのものではありませんが、見て帰らないとポルトガルへ行ったことにならないのでしょう?
午後からは、オビドスを観光しました。白壁の建物が両脇に並ぶ小径を歩きます。ほとんどはレストランや土産物店です。スペインのミハスと雰囲気が似ていました。
宿泊地のナザレに到着した時、添乗員さんが夕陽の見える絶好ポイントに案内してくれました。左の写真は、まさに大西洋に沈む夕陽です。ヨーロッパ大陸の最果ての地に来たという実感が沸き、とても感動的でした。右の写真は、4日目に泊まったホテルです。
サンチアゴ・デ・コンポステーラ近くの警察署前に止められていたスペインのパトカー。
3泊目のホテル「コングレッソ」。
2泊目のポルトのホテル。ホテルの前には、お洒落な車が並んでいた。まるで道路に展示しているかのようだ。
ホテル近くのスーパーで買い込んだビールとワイン。ワインはキャップがスクリュー式ものを選んだ。もちろん、日本に帰るまでには無くなってしまう。
昼食後、ポルトへ向かいました。写真は、ポルトの街並みとサンフランシスコ教会。
ポルトガル最初の見学は、世界遺産の「キリスト修道院」です。苔むした外壁がとても印象的でした。
● エルメスのハンドバッグ(ピコタン)
隣国のスペインまで足を伸ばし、キリスト教の3大巡礼地のひとつ「サンチアゴ・デ・コンポステーラ」までやってきました。ここで巨大な香炉を天井からロープで吊し、聖堂内を振り子のようにビュンビュン動かし、祈りを捧げる様子をテレビで見たことがあります。そのテレビで見た香炉(写真上)を目の前にしたときは、あまりの大きさにびっくりしました。
ファティマで不思議な話を聞いた後は、バターリャ観光です。観光のメインは、世界遺産になっている写真上の修道院の見学です。
● 聖マリア像
ファティマの大聖堂は、歴史が浅く荘厳というより近代的な建物です。それは、約100年前に起きた「ファティマの奇跡」と呼ばれる出来事に端を発し建てられたものだからです。「ファティマの奇跡」は、添乗員さんから聞いて初めて知りました。そんな不思議なことがあるのかと、今も忘れられない話のひとつになっています。興味のある方は、こちらに詳しく載せています。
大聖堂へ向かう巡礼の道です。道路には、いたるところに写真左の貝殻のモニュメントが埋め込まれています。この貝殻が大聖堂の方向を示す道標になっているそうです。
ポートワインの工房「サンデマン」を見学しました。ポートワインの試飲もさせてもらい、何だか儲けた気分になりました。
ドウロ川越しに見た世界遺産のポルト歴史地区。見とれてしまうほど、美しい風景でした。
世界遺産のサンタマリア修道院です。院内を見学して回っていると突然一室に招かれ、しばらくすると男性歌い出しました。最後には、自分のCDを販売し始めました。気に入ったら買ってください、ということでしょう。この修道院とどう関係があるのか、今もって分かりません(下段の右の写真)。
ヨーロッパ最西端のロカ岬です。ここで、「最西端到達証明書」を貰いました。貰った時は額に入れて部屋に飾ろうと思いましたが、袋に入れたままです。
この時期のナザレはシーズンオフで、しかも早朝の散策は、とても清々しい気分になれました。
リスボンのガレット通りにあるエルメスショップで見つけました。日本では品薄状態が続いているピコタンです。しかも、びっくりするほど安く買えました。日本なら24〜5万円はしますが、ここでは約13万円です。さらに免税手続きをして関空で1万数千円が戻ってきました。円高の恩恵を有り難く頂戴いたしました。
日本からポルトガルへの直行便はありません。今回は、エールフランスを使いフランス経由でポルトガルへ向かいました。エールフランスのエコノミーは、預けるスーツケースの重量は23Kgまでです。私のスーツケースは、2リットルのお茶と水のペットボトルをそれぞれ1本づつ入れて21Kgに調整しました。帰りは、ペットボトルの4Kgがなくなるので、6Kgまでのおみやげが詰め込める計算です。写真右上は、機内から見たフランス・ドゴール空港付近の夜景。その下は、最初の宿泊地となったリスボンのホテル。
「サンデマン」で試飲した2種類のポートワイン。思ったほど甘くはなかった。